筑波大学Operaセミナーに行って来ました。- そしてFreeBSDのOpera

これ行って来ました。
中の人が「ブログに書くまでがセミナーです」とか仰っていたので、ちゃんと書きたいと思います。

準備。

今回Operaセミナーという事で、万全の準備を整えていきました。まず、デコレーション。例えばロゴシールなんかをマシンに貼って行くと非常に「それっぽい」感じがします。そうそう、技術系の職の人が首から社員証をぶらさげているのと同じで、セミナーに出るならマシンをロゴシールで飾りつけ。
時間が無かったので、手持ちのマシンに似合って、かつ今回のセミナーに相応しいロゴシールを……とあたりを見渡したら、ありました。ペタペタと貼り付け、完了です。

うん、似合ってる。いい感じ。因みに、横の蒟蒻畑は我が家の備蓄です。

会場で。

中の方々のプレゼンを聞いて、「はー、通訳さんいるけど、(私でさえ)通訳無くてもこのプレゼン分かるわーすごいわー」とか思いながらプレゼンを聞く。プレゼンの内容は、簡単に説明すると以下のようなものです*1

  • Operaのやっている事
    • 表示がおかしいサイトの、Web開発者への連絡・指導
    • 壊れたサイト(標準の機能を使っていないサイト、例えばIE依存のサイト)の実例紹介
  • HTML5,CSS3の解説
    • 新しく追加された機能の実演・解説
    • videoタグとかsvgとか
      • videoタグでのリアルタイムフィルタ
  • Operaの機能
    • Dragonflyについて

DragonflyはFirebugのような機能*2です。ただ、これには通信機能があり、例えばモバイル端末に入っているOperaと通信して、モバイル端末に表示させるスタイルシートやHTMLを弄る事が出来ます。これを聞いたとき、id:ranhaB2Bを思い出してしまったのは内緒です。

質問。

その後質問タイム。質問するだけで、質問者には

こんなの貰えるとかいう特典付き。因みに、後ろのスイッチは我が家の備品です。
CrusoeマシンとかでOpera使ってる身としては、数々の機能追加よりも軽さ命。「可能ならば、ライト版のOperaもリリースして欲しい」という意見を付け加えて質問してみました。回答は以下の通りでした*3

  • 発展途上国ではスペックの低いマシンを使ってたりする。そういう所で多く使われているOperaにとって軽さは重要であるので、速さを切り捨てることはない。
  • 速さは、コア部分の改良で追求していくものと考えている。
  • Operaのサブ機能(例えばメーラ)を抜いた所で劇的に早くなる訳ではない。また、単一パッケージでどんな環境でも動くというのが大切であるので、ライト版を出す事はない。

確かに正論であるんですけど……正直、やっぱりmp3再生するだけで辛いような環境では少しでも、ほんの少しでも余分な機能があるんだったら切り捨てて、軽くして欲しくなるんですよね……。
後、他の方から出た質問を少し、覚えている範囲で。

videoタグでフィルタ処理は、非常に処理が重いのではないか

やはり、再生にコストのかかるファイルを使うと非常に重くなったり、モバイル機器での動作対応の問題があったりするのは確か。これからの標準化作業で詰めていく必要がある。

時期リリースは、どのような大きな機能追加があるか

まだ詳しくは言えないが、近々発表があると思う。Acid3の完全対応等はします。

某M社のブラウザについてどう思う?

microsoft? IE7とかは随分良くなったし、IE8は皆が思っているよりも随分進歩している。IE6については暫く開発が止まって、レガシーであった事が困ったね。

最後に懇親会。

会終了後、中の方々と適当にお喋り。一つ大切な事を聞き忘れていたので、質問してみました。

FreeBSDOperaは、日本語入力が急に出来なくなってしまう事がある

文句付けて。
数が少ないと、「僕の環境では再現しないよ?」とか言って放置されちゃう。

どうやら、この現象についてはご存知のようでしたが、報告数が無いと軽視されてしまうようです。という事で、FreeBSDOperaで日本語入力に困った事のある皆様、是非Operaにメールで問い合わせましょう。

以上。

二時間半ほどのセミナーでした。軽めの内容のセミナーでしたが、楽しんで聞けました。やっぱり中の人に直接質問出来るのが、こういうイベントの醍醐味ですよね。

*1:メモ取ってなかったので、凄くアバウトですorz

*2:まんま言ってて吹いた

*3:やっぱりメモ取り忘れたので、実際の発言とは異なりますorz