Windows XPのusbブートインストール
今年一年お世話になりました、と部屋を掃除して。Windowsも綺麗に、と再セットアップをこの正月休みにしようと考えている人も多いでしょう。
そんな時、ふとみるマシン。光学ドライブがない1スピンドル。BSDやLinuxならネットワークブートだけど…さて、Windowsは?
準備
要るもの
- USBメモリ(2G程度あると良い)
- Windowsが動いているマシン
- Windows XPのディスク/ディスクイメージ
- XPのライセンス
前準備
ディスクからエクスプローラ等でHDD上にファイルをコピーしておきます。
以上!
ドライバとか組み込もうぜ
私が実際に作業を行ったマシンとしては、ThinkpadX61というモデルです。Serial ATA接続なので、AHCIモードで動くのですが、XPはこれが組み込まれていません。この場合、Windowsインストーラにドライバをぶちこんでやります。
この作業には、nLiteというインストーラの改造ソフトを用います。サービスパックやセキュリティfixの組み込みが可能です。nLite解説サイトを参考に組み込んでみてください。
ネットワークドライバを組み込んだりするのもよいですが、一部のドライバはうまく組み込めなかったりするので、どうしてもインストール直後に使いたいデバイスのドライバだけにするのがよいかもしれません。
さて、USBブートのツールを使うぞ!
これには、usb multibootというツールを用います。
usb multiboot 10
詳細に手順を書こうとしたら、余白が足りないわかりやすいサイトがあったので、こちらを参考に。
usb multiboot 解説
尚、上の解説ではUSB_MultiBoot_8を用いて説明していますが、最新版の10でもあまり変わりはありません。
ここで注意したいのが、「Copy LANG / WIN98X Folders」という項目です。ここを「YES」に変更しないと、[コントロールパネル]->[地域と言語のオプション]で日本を含むアジアが選択できなくなってしまいます。
仕上げ。
私は日本人です。
インストールが無事終わったら、[コントロールパネル]->[地域と言語のオプション]を確認し、もし日本になっていなかったら、日本にしましょう。
もし、インストールUSBデバイスを作るときに「Copy LANG / WIN98X Folders」をデフォルトのままNOにしていると、日本が選べません。この場合は、光学ドライブがついているマシンからインストールディスクのイメージファイルを作成し、これをLAN経由で作業中のマシンに転送、DaemonToolsのような仮想ドライブソフトを用いてマウントして言語ファイルのインストールを実行しましょう。
また、時計についても時刻がおかしなことになっている可能性があります。GMT+9な地域の日本人に誇りを持ちつつ、設定をしてあげましょう。
ユーザは私です。
デフォルトだと、ユーザ名がuserXPになっています。なので、いつもの使っている名前にしてやりましょう。
コンパネから管理者権限持ったユーザを作成、そちらに乗り換えた後にuserXPアカウントを削除してやればokです。
コンピュータ名
ユーザ名を直したら、コンピュータ名も直してやりましょう。マイコンピュータ右クリック、プロパティから直せます。
以上
非常に変態的なインストール方法ですが、どうしても外付けのドライブが確保できない場合に有用でしょう。最近NetBookとかも流行っていますしね。