オープンソースプロダクトがこの先生き残るためには〜FreeBSDを添えて〜

10/24(金)に、FreeBSDワークショップというものが開かれました。開催場所は、例によって飯田橋に移動してしまったIIJ本社です。主宰はAsiaBSDConなどを運営されている佐藤先生。元東京理科大、現東工大の先生。
話自体非常に分かりやすく、時折さらりブラックジョークを入れて笑いを取ってきたりもするので、聞いていてとても楽しい。流石佐藤先生。惚れる。

本エントリでは、FreeBSDワークショップの概要と、その中の空気(なぜか読めない)を簡単に意訳してご紹介したいと思います。なお、何か間違っていたら、ご指摘お願いいたします(凄い勢いで意訳している)。

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コンテナ型仮想化のお話をしました

おはようごJail!
2年ぶりくらいにはてダにログインして今この記事を書いています。あれから2年、悲しむべきことに喜ばしいことに、社会人になっております。

で。

そんなことはどうでもよくて、コンテナ型仮想化の情報交換会に出てFreeBSD Jailの発表をしようとした資料が以下の物になります。どうぞご査収下さいませ。30分ちょいのLT枠(?)として発表させていただきました*1。実は、初勉強会発表。

*1:通常の勉強会と比較して、枠が2倍くらいの長さある

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FreeBSD VIMAGEが地雷だらけで運用するのがつらい

ezjailとかそういうツールのサポートが全然なされてないvimage。仕方が無いので、1インスタンス1インスタンス丁寧に作り上げようかと決意。

そして、出来上がったjail with vimage。わーい!と喜ぶ。

「ところでこいつ?どうやって止めるんだろう?」

"jexec MACHINENAME poweroff"
とかやっても、jlsした結果、マシンが見える。manによると、「"jail -r MACHINENAME"でおk」らしいので実行してみる。

( ゚д゚)
( ゚д゚ )

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FreeBSD with Netatalk3ではまる

気付いたらnetatalk2.2が何故か止まっており、各種デーモンを再起動してやっても動かない。再起動してやってもコアを吐く。
何もやってないのに動かなくなった……という言葉があるが、文字通りメンテすら放置してたストレージサーバ(NFS+samba+netatalk)である。
心当たりがない。
設定ファイルを見直すが、おかしなことはないし、ログを見ても原因分からずというところだった。

ので

9月頭にportsに降ってきたnetatalk3系を試すのだ。

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筑波大学の構内道路のバンプ設置などはつくば中央警察署と協議しているとのこと

登 大遊@筑波大学大学院コンピュータサイエンス専攻の SoftEther VPN 日記」にて書かれた、一部クラスタで話題になった「筑波大学の構内道路は道路交通法上の道路であることが判明 (警察庁の公式見解)」というエントリ。
これについて、大学側はどのように認識しているのか、質問をしてみました。

と言うのも

大学ループにバンプ(段差)が設置されてから

  • 歩道で歩いている歩行者が、道路の段差を避けて歩道を走っている原付にホーンを鳴らされる
  • バンプを避け、反対車線に突然はみ出した車とあわや衝突

ということを幾度か経験、目撃し「これバンプを設置した方が危ないのでは?」「そもそもバンプは適法なのだろうか?」と疑問を抱いたためです。

結論としては、

  • バンプについては、過去に学生死亡事故が2件発生しており、死傷事故を回避するための処置としてやむを得ず設置
  • 学内ループ道路は道路交通法の適用を受けるため、交通標識等の設置にあたっては、事前につくば中央警察署と協議

ということだそうです。以下に、そのやりとりの全文を、個人情報を除いて全文載せます。

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Linux-KVMをVMware Fusionで動かそう!あとFreeBSD BHyVe……!

皆さん仮想化してますか?
仮想化を膝に受けると、VMM(仮想計算機モニタ)の動作検証用に次々と実機が生えてきて大変だそうです。
「仮想環境やってんのに、実機増えてどうすんねーん!」ってお思いの方、多いと思います。今回は、Mac OSX向けの仮想化ソリューションであるVMWare Fusionの上でLinuxを動作させ、Linux-KVMが扱えるようにします。

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MacFUSEが使いたかったが、使い物にならないので後継のfuse4xを使うのだ

ユーザランドで動作するファイルシステムの一実装、FUSEMac実装であるMacFUSEがある。が、これは誠に残念ながら近頃放置プレイのようで、Lionでは動作しない。どころか、まともにアンインストーラーが動作せず、まかり間違ってインストールしてしまった場合、findとgrepの良い練習になる。誠におファックである。
というわけで、Macfuseを使いたい場合は、後継プロジェクトを使うのが正解。今回私の場合はパッケージ管理ツールにhomebrewを用いて、「fuse4x」を導入した。なお、homebrewの導入法は今回解説しない。その他サイト(たとえばここ)とかを参照されたい。

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